滋賀県甲賀市信楽を中心に、
鎌倉時代から生産が続く
ながーい歴史と文化をもつ陶器、それが「信楽焼」!
窯で焼かれるなかで自然にできる、
温かみのある火色や味わい深い焦げ色が
信楽焼特有の「わびさび」を生み出します。
信楽焼でつくられる生き物たちは 実は幸運を
はこぶ縁起物として受け継がれているものなんです。
信楽焼をかざれば福を招いてくれるかも…!?
福を呼ぶ「信楽たぬき」
信楽たぬきは「八相縁起(はっそうえんぎ)」
という縁起を表していて、
かたちや持っているものにはそれぞれ意味があります。
-
顔
いつも笑顔で
商売繁盛 -
笠
思いがけない
災難から
身を守る笠 -
目
周囲を見渡し
気を配り
正しく判断 -
通
お客さんとの
信頼関係を
築く -
金袋
金運に
恵まれる -
尾
物事の終わりは
大きく
しっかりと! -
徳利
人徳を身につけて
飲食に
困らない! -
腹
冷静さと
ときには大きな
決断力を
福帰る「信楽かえる」
信楽かえるは「福帰る」と呼ばれ、
八相をそなえる縁起のいい生き物
とされています。
-
口
災いを
ぱくりと飲み込む -
子
親は責任を、
子はしっかりと
親に従う -
冬眠
耐寒のときに
知識を高め
次の成功へ -
皮膚
天敵から
身を守り
災難を避ける -
後足
待機して
いざというときは
飛躍前進! -
食物
毒虫を食べて
病気せず
健康に! -
前足
しっかりと
構えた足で
礼儀ある行動 -
腹
おへそがない
大きな腹で
落雷から守る
福をはこぶ「信楽ふくろう」
ふくろうは「不苦労」「福来郎」などといわれ、
幸せをはこぶ鳥として受け継がれてきました。
信楽焼の福々浪は
大きな幸運の浪(なみ)を呼ぶ縁起物です。